SCROLL
WORKS
AGVを活用した スマートファクトリーの実現
業種製造業
種類けん引式AGV
導入先建機製造メーカー様
けん引だけでなく、移載のアシストを行う多機能AGV
車体寸法 | W1250×L1250×H800 |
---|---|
走行機能 | 前進走行(手動による後進走行可) |
ステアリング | 二輪速度差ステアリング方式 |
走行速度 | 40m/分 |
搬送重量 | 3500kg(牽引時) |
充電方式 | 自動充電方式(ループ循環時) |
多機能けん引式AGV
相談の経緯:3.5トンの重量物搬送をけん引型AGVで一気通貫したい
人手で操縦するけん引台車をAGV化する
組立部品は大小さまざまあり、主要部品は1トン以上にもなります。これまでは牽引車にコロコンのついた台車を複数台連結し、すべて人手で積み降ろししていました。
そのような重量物を人が搬送するのは作業負荷が大きく、移動時の衝突や不意な動作による部品落下に巻き込まれる危険が伴います。また重量物を扱うため作業負荷も大きくなります。
お客様の課題:AGVにコンベア台車の駆動源を持たせたい
一気通貫の搬送を目指して
牽引車の代わりをAGVが担い、連結されたコンベア台車が自動で動けば一切人の手を借りずに済む。また、搬送ルートをループ状にし組立工程を一気通貫で循環することで生産能力を向上させたい。これをどう実現できるか?が難題でした。
解決策:バッテリー電源を昇圧し、移載の駆動化を実現
電源は一つではないという考え方
コンベア台車の電源はAC100Vでした。AGVはバッテリー駆動となりますのでDC電源です。そこでAGVに対する充電方法に逆転の発想をし、バッテリーからインバーターへ電源を供給することで、コンベアの駆動源を確保したのです。
また、コンベアには電源の系統をDCとAC二つに分配し、DC系統では移載のインターロック用に割り振りしました。
逆転の発想により、お客様の叶えたいことが実現したのです。工場内で人の介在を減らすことで人為的なミスを防ぎ、安全な職場と作業の省力化を実現しています。
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