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クレーン運搬からのリプレイスで、大幅な効率化に成功

業種製造業(環境関連)

種類長尺重量物搬送AGV

導入先ロール加工会社様

解決策「360度自由に動けるAGVがクレーン人材の負担を大幅軽減」

積載重量 最大6.4t
搬送対象 7m長尺ロール
ステアリング 前後独立ステアリングによる全方位型
走行機能 前進、後進、斜行、横行
バッテリー 鉛電池
運転方式 押しボタンまたはタッチパネルによる車上指示、リモコンペンダント
誘導方式 磁気誘導
CONTACT

導入に迷われている方、詳しく知りたい方、
是非一度、お気軽にご相談ください。

6.4トン_長尺重量物搬送_AGV(無人搬送車)

相談の経緯:クレーン運搬にまつわる人的負担

便利だが制約も多いクレーン搬送

工場内の運搬作業では、場内クレーンは一つの有効な手段といえます。

広く空いた空中を活用するため物理的な制約が少なく、比較的自由に運搬作業が行えます。また数十トンにも及ぶ重量があるものも運べるため、優れた手段の一つであることは間違いありません。

 

一方でクレーン輸送にはいくつかの問題点もあります。

 

一つには危険性です。数十トンのもの荷物を吊るして運ぶわけですから、万が一、落下や衝突といった事故が起きると、大きな惨事に発展することがあります。また運搬中の地震発生など、不測の事態が起きたときのリスクもあります。そのため、荷物が空中を通る際には、ラインの作業が制限されます。

 

こうした背景もあり、クレーン運搬には熟練したオペレーターが欠かせません。しかし、高度な集中力を要求される作業になるため、稼働時間に限界があります。そのため人数を一定以上確保する必要がありますが、クレーン作業には資格が求められるため、十分な人材確保は困難です。

 

お客様の課題:オペレーターの負担が、生産性のボトルネックに

より安全で、より効率的な搬送のために

今回のクライアント様は、ロール加工をおこなっています。運搬作業は1日30回とかなり頻繁に発生していました。優れたオペレーターが常駐していたものの、集中力を維持するために稼働時間には上限を設けており、生産性向上にあたってはボトルネックの一つとなっていました。

 

また、クレーンは他の生産ラインでも使用することから取り合いになってしまい、作業待ちの時間も発生します。そこでより安全で安定した運搬手段を模索する中で、重量物が搬送できるオーダーメイドAGVへとたどり着きました。

 

導入後:360度に動けるAGVで自由自在な工程設計を実現

大がかりな工事をしなくても、導入可能なAGV

AGVの利点の一つは、導入に伴う工場の改修が軽微なものにとどめられることです。地上部に運搬ルートを確保できれば、あとは磁気テープや磁気棒を敷設することで運用が可能となります。作業場の中で転回のスペースがとれなくても、全方位移動が可能な仕様にすることにより稼働スペースは広がります。また、コンベアなどと違って動線を遮断しないため、ほかのラインへの影響も極めて少なくすみます。

 

このAGVの特徴は重量物搬送にもかかわらず、斜行・横行ができることです。重量物の搬送は駆動力が必要となるため走行機能が前後進に限られるなど制限がありましたが、ステアリング付きの独立ユニットを装備したことで走行ルートにさまざまな可能性が生まれました。また、AGVを使用しないときは使わないスペース、いわゆる狭路への格納が容易になりました。

 

何よりも、優秀なクレーンオペレーターが運搬に帯同する必要がなくなったことにより、もっとクリエイティブな仕事で活躍できるようになったことや、全方位移動を前提とした工程設計が可能となり運搬の大幅な効率化が実現しました。

 

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