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2024.03.05

屋外搬送AGV(無人搬送車)開発秘話

雨風に負けず、棟間を結ぶ搬送ロボットを開発

私たちが沖縄県の障害者支援施設ソフィア様に導入したAGV(無人搬送車)、屋外通路を走行し食事やリネンを運搬します。開発にあたり、沖縄特有の様々な問題をクリアし、今ではお客様自慢のロボットとして活用して頂いています。

ソフィア様は、5階建てと地下1階地上4階建ての2棟の建物からなり、厨房は一方の建物の地下1階に1つあるのみで、給食はそこから各棟の食堂に配膳しています。

配膳に当たっての課題は、厨房から別棟に給食を搬送する際、一度屋外に出なければならないこと。各棟間約50㍍の距離があり、さらに3度の勾配もありました。

この環境の中で朝・昼・夕の食事の上げ膳と下膳と、リネンおよび廃棄物の搬送を職員2人が担っており、台風シーズンには暴風雨になることも珍しくない沖縄。屋外を搬送することは、給食提供を維持する上で切実な問題で、「雨ざらしの中で給食を搬送する職員の姿をもう見たくない」というソフィア常務理事の思いが、勤務環境の改善に取り組むきっかけとなりました。その開発秘話を動画でご紹介します。

スタッフのワークライフバランス向上とSDGSの実現

従来、2人の職員が、それぞれ約9時間を要して担ってきた給食の配膳、リネンや廃棄物の搬送を全て自動化させました。職員からは「時間に余裕ができ、入所者のトイレ誘導や、離床、見守りなどの本来の業務に充てられるようになった」と、喜びの声が寄せられるなど、働き方改革につながっていることが伺えました。

また、入所者のご家族からも、最新の設備を導入したことで職員さんの労力が減り、その分家族への十分なケアがしてもらえる、良い施設に入所できてよかったとお手紙を頂きました。

AGVが施設に近づくのにつれてメロディーが聞こえてきます。彼らはワクワクしながら食堂に向かえ、楽しい食事のあとは真剣にリハビリに励んでいます。

施設スタッフのワークライフバランスを尊重した施設経営者の英断と、SDGS17番目の「パートナーシップで目標を達成しよう」を沖縄県企業と連携することで、私たちの夢が実現したのです。

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