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安全カテゴリ3を満たしたAGVで 安全性と効率アップを実現

業種環境関連

種類大型ロール搬送AGV

導入先フィルムロール製造業

解決策「旧世代の弱点を克服する、最新型AGVへのバージョンアップ」

車体寸法 W1100×L3300×H2580 ※表示灯含む
積載重量 最大650kg
ステアリング 前後独立ステアリング方式
走行速度 最高30m/分
走行機能 前進、後進、スピンターン、横行
充電方式 自動充電
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導入に迷われている方、詳しく知りたい方、
是非一度、お気軽にご相談ください。

大型ロール搬送AGV

相談の経緯:旧世代AGVが抱える課題点

時代とともに変わるAGVに求められる性能

AGVの歴史は意外と古く、1980年代ごろから製造現場で活躍してきました。そのため古い世代のAGVがいまも現役で活躍している姿を見ることも少なくありません。大切に使われてきた証拠だと思いますが、旧世代のAGVには問題も少なくありません。

 

今回の事例では、旧世代のAGVが抱えていた欠点が問題になっていました。

お客様のところで稼働している大型ロール搬送AGVは、稼働を始めてからすでに20年が経過しています。一流メーカー製で、当時は最先端の機能を持っていましたが、徐々に時代に合わなくなってきていました。

 

お客様の課題:機械油による汚れで稼働率悪化

油圧式が抱える汚れという弱点

問題になっていたことの一つは移載装置です。当時の大型AGVは、油圧制御が一般的でした。油圧式はコンパクトでパワフルな大変優れた方式ですが、作動油の漏出が避けられず、床や製品を汚します。また油の補充などの手間も小さくありません。

 

今回AGVのリプレースにあたって、油圧式のパワーを維持しながら、よりメンテナンスがしやすくきれいに使えるものへと進化させました。

 

導入後:最新のサーボモータで効率性が大幅アップ

安全性にも配慮した先端技術を導入

シコウの開発したAGVは、先端技術であるサーボモータを用いたものです。

ロボットなど、高度な工業製品に搭載されるサーボモータは、電気駆動でも十分なパワーがあるだけでなく、指示に応じて位置・速度・回転力(トルク)を自在に操ることができます。静音性にも優れ、清潔でかつ的確な動作が実現できる優れたモーターです。油圧から電動になり、ワークが汚れることもなくメンテナンスの手間を大幅に削減することができました。

 

また、安全性への考え方も進化しています。

かつては機械への信頼とは、故障をしないことと考えられていました。現在、考え方はもっと進んでいます。国際基準であるISOの安全回路評価のカテゴリ3では、仮に一か所の故障があったとしても、全体として安全性が損なわれない設計が求められます。故障しないことは大前提としても、万が一の事態にも備えを持っておくことで、より高い安全性が実現できます。今回のAGVでは、このカテゴリ3の安全性を満たしました。

大掛かりな移載装置を有した大きな車体ですが、安心して使用することができています。

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