2024.12.11
大型・特殊なAGV(無人搬送車)が生み出す未来の職場環境(コラム)
生産現場におけるAGV(無人搬送車)導入の必要性
近年、AGV(無人搬送車)やAMR(自律移動ロボット)技術は、生産現場や物流業界において最も必要不可欠な存在となっています。しかし、多くの市場で見られるのはROS(Robot Operating System)で構成された小型AGVが多く、導入のし易さや価格・汎用面で魅力的に感じらると思います。一方、小型AGVは、重量物の運搬や特殊な移載を伴う作業には不向きであり、結果として現場の根本的な課題解決にはつながりません。
大型・特殊AGV、これからの重要性
私たちは、「大型」「特殊」「重量物対応」を重視したAGVの開発を進めています。その背景には、重量物の運搬作業は、多くの工場でクレーン運転士など有資格者に限定されることや作業時の精神的・身体的負荷が大きく、現場に疲労悪を招いていることがあげられます。また、クレーン使用時は物流に滞留を招くなど効率面にも影響します。私たちが提供する大型AGVは、単純に運搬するだけでなく、積み降ろしまで可能な特殊移載装置を搭載することで、重い荷物を安全かつ効率的に運ぶことが可能です。これにより、作業者の負担を大幅に軽減し、安全で快適な職場環境を実現します。