2026.02.10
他社製AGVのリプレースという、最も難しく、最も価値のある仕事
工場や物流現場で稼働するAGV(無人搬送車)は、一度導入すると10年、20年と使い続けられる設備です。
しかしその一方で、
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メーカー撤退・サポート終了
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老朽化による故障頻発
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制御部品の廃番
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現場レイアウトや生産品目の変化
といった理由から、「使い続けたいが、このままでは限界」という状況に直面する現場も少なくありません。
私たちシコウが最も多くご相談をいただくのが、他社製AGVのリプレース(更新・置き換え)です。

AGVのリプレースは、新規導入よりも難しい
AGVのリプレースは、単なる「入れ替え」ではありません。
既存AGVは、
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建屋寸法
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床の状態
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搬送物の重心や癖
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過去の改造履歴
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現場オペレーション
これらすべてを含めて、現場と一体化した存在になっています。
そのためリプレースでは、
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既存ルートを止めずに更新する方法
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周辺設備(エレベータ・自動ドア・コンベア等)との再接続
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オペレーターの操作性を変えない配慮
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安全基準を現行法規に適合させる再設計
といった、高度な技術判断と現場対応力が求められます。
40年以上、AGV一筋で培った「読み解く力」
シコウは、約40年以上にわたりAGVを設計・製作してきました。
その中で培ってきた最大の強みは、
「図面がなくても、現物と現場を見れば“意図”が読める」ことです。
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なぜこの寸法なのか
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なぜこの制御方式を選んだのか
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なぜこの動きが必要だったのか
他社が設計したAGVであっても、
背景にある思想や制約条件を読み解き、最適解を再構築する。
これこそが、
他社製AGVリプレースにおけるシコウのコア技術です。

「全部作り直さない」からこそ、現場に優しい
リプレースというと、
「すべて新しくしなければならない」と思われがちですが、
シコウは必要な部分だけを見極めて更新します。
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使える機械構造は活かす
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現場に馴染んだ動線は変えない
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交換すべき制御・安全系は確実に刷新
止めない・困らせない・無理をさせない。
現場目線でのリプレース提案が、多くのお客様に評価されています。

他社が断った案件こそ、私たちの出番
「メーカーが撤退して対応できないと言われた」
「資料がなく、どこに頼めばいいかわからない」
「改造を重ねすぎて、誰も全体を把握していない」
そうした案件ほど、
シコウの経験と粘り強さが活きる領域です。
私たちは、
最後まであきらめず、主体者として考えることで、
AGVを“もう一度、現場の戦力”として蘇らせてきました。
AGVを「更新する」ことは、現場の未来を守ること
AGVのリプレースは、単なる設備更新ではありません。
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人の負担を減らす
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安全を守る
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生産を止めない
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次の10年、20年を支える基盤をつくる
そのすべてを担う、責任ある仕事です。
シコウはこれからも、
AGVリプレースという難題に真正面から向き合い、
人と技術で、より良い未来を共に創るものづくりを続けていきます。