導入事例
複数ラインに部品供給するコンベア搭載型無人搬送車(某自動車部品メーカー)
業種 | 自動車部品製造 |
---|---|
導入システム | 部品供給システム |
導入先 | 某部品メーカー |
導入前のお客様課題
倉庫に収納された部品を加工ライン(25ヶ所)まで作業者が台車で手搬送し供給していましたが、遠いところで200m程あり一日何往復もするので、かなりの重労働でした。
また、台車搬送中に他のラインからの要求があった場合は、別の作業者が準備し搬送するため作業員が何人も必要となります。
導入後のお客様の声
搬送がほぼ自動となったため、作業者は倉庫前での部品供給のみとなり、人手が他の作業へまわすことが
出来るようになりました。
また、AGV稼動中は次の搬送準備に当てることができるようになりました。時間の無駄が省け、余裕ができたことで、間違った部品を運ぶなどというミスが全くなくなったそうです。
【システムの概要】
倉庫前2ヶ所の待機ステーションでAGV(6台)に、各ライン(25ヶ所)の搬送先から押ボタンにより搬送要求があります。搬送要求は全て運行制御盤に集約され、AGVへ無線通信で行き先指示を伝送します。
作業者は、倉庫前で準備できた供給部品を手動にてAGVコンベアに積載し発進スイッチにて始動します。目的ステーションに到着するとAGVは待機となり、周囲の作業者が地上コンベアに手動で降載します。
倉庫前の待機ステーションに移動する際、空のコンテナがあれば回収し、次の搬送指示を待ちます。
AGVはバッテリーを搭載しており、一日の稼働時間(8:30~17:30)のうち使用できるのは約4時間のため午後には予備バッテリーに入れ替えます。入れ替えたバッテリーは手動充電装置にて充電され、次の交換まで充電しておきます。
充電器は満充電になると、自動で充電動作を終了する過充電保護機能付です。
仕様
車体寸法:W700×L1,330×775
積載重量:100kg以下
最高速度:50m/分(直線走行)
走行機能:前進
前輪ステアリング